千夜物語★第40夜★

「千夜物語」第40夜
(“東日本大震災支援コンサート”としては5回目)

多くのお客様を迎え、ケ・セラ塾で開催されました。
はじめに最近ジャズにはまっているケ・セラ塾の音楽講師、高山先生のピアノソロで4曲。
「スペイン」など難曲に挑戦され、日頃の練習の成果を披露してくださいました

続いて中西先生のマンドリンと高山先生のピアノの息の合った演奏で
「アンダンテとポロネーズ」を

後半は千夜でお馴染みの田中さんのボーカル
海渡さんのウクレレと中西先生のギターのトリオで
「南国の夜」など5曲を演奏。「月の松本城」という
古き良き時代のめずらしい曲もありました。
みんなで唄おうのコーナーでは「遥かな友に」を
会場の皆さんと二部合唱に挑戦
田中さんの甘いボーカルと南国の香り漂うウクレレ、
ギターの哀愁に満ちた音色が夏の夜にぴったりでした。

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私のお兄ちゃん

一昨年前19歳の若さで天国に召されたケ・セラのメンバー
中村俊晴くんの妹さんの早希さんが書いた作文をご紹介します。
この作文は22年度全国中学生人権作文コンテスト松本地区大会において
「最優秀賞」を、また、長野県大会において特別賞の「信濃毎日新聞賞」を
受賞されました。
私のお兄ちゃん   松本市立松島中学校 三年 中村 早希

私には今年成人式を迎えるはずだった兄がいました。
昨年十一月、急な病気で兄は亡くなってしまいました。
前日まで元気に会社に仕事に行っていました。
毎朝時計のように決まった時間にリュックを背負って仕事に出掛け、
夕方になると、よくコンビニの買い物袋を手に帰ってきました。
袋の中には、兄が働いたお金で買った、パンやお菓子など、
私と姉や母へのお土産が入っていました。人を喜ばせるのが好きで、
自分より人のことを先に考えている、そんな兄でした。几帳面で、
きれい好きな性格で、私や姉はよく兄に世話を焼かれていました。

兄には聴覚障害と知的な障害がありました。
小さい頃から両耳に補聴器を着けていました。初めはなかなか言葉がしゃべれなくて、
苦労して言葉の練習をしたそうで、大きくなってからは、耳のことを忘れてしまうほど
よくしゃべりました。新しいことがすぐには覚えられなかったり、
普通の人が簡単に出来ることが、なかなかできなかったりしましたが、
その分、人より頑張って練習したり、やり方を工夫したりしたのだそうです。
中学部、高等部をろう学校で過ごした兄は、
障害者が就職するための職業訓練所を出て、一般就労をしました。
兄は耳が悪いのに、とても頑張って練習して、バイオリンも弾けるようになりました。
亡くなるまでの二年間は、ケ・セラという音楽を通じて自立を目指す若者たちの楽団の
一員として演奏活動を楽しんでいました。

そんな兄のことで私にはひとつだけ悲しい思い出があります。
それは私が小学校四年生のときのことです。
ある日私は学校で、私が名前も知らないような六年生の女の子から、
「あんたのお兄ちゃんガイジでしょ」と言われたのです。
「ガイジ…?」私はその時何を言われたのか、一瞬わかりませんでした。
家に帰ってその話をすると、当時中学生だった姉が、中学では障害があって
オープン学級に通っているような友達のことを馬鹿にして、「ガイジ」と言ったり、
困ったいたずらなどをするような友達を「お前、ガイジじゃん」などと言っている人がいる、
と教えてくれました。障害児だから「ガイジ」なんて失礼な言葉でしょう。
私は小学校の担任の先生と話して、六年生の先生とも話してもらって、
その人は私に謝ってくれました。けれどもそのことは私の心の中にずっと残っています。
その人は、中学生が言っているのを聞いて真似して言ってしまった、
というようなことを話していたそうです。言った人は、軽い気持ちで、あるいは
面白半分に言ったことかもしれませんが、言われたほうは心の中にそのことが
ずっと残ってしまうことがあると思います。

兄には確かに障害がありましたが、そのことで誰かに迷惑をかけたのでしょうか。
害を与えたのでしょうか。確かに障害があると不便なことは多く、なければラクなのにと
思うことも正直あります。けれども兄は自分の障害のことで、不満を言ったり、
いじけたりということは一度もなかったそうです。
いつでも前向きに頑張っている姿にむしろ周りの私たちが元気をもらっていたのです。

兄と一緒に家族で出掛けると、行く先々で周りの人が、
兄が耳に着けている補聴器をじろじろとめずらしそうに見てくるのでした。
兄はそんなことは気にしていないようでしたが、私も姉もそんなとき、
とてもいやな気持ちになりました。確かに補聴器をしている子供は珍しいし、
もしかしたらその人たちは補聴器自体見たことがなかったのかもしれません。
だからといって、じろじろ見られたらどんな気持ちになるのか、
相手の気持ちを考えられる人に私はなりたいと思います。

障害者のことを、「障がい者」と害の字をひらがなにしようという考え方もあるそうです。
けれども、書き方をどう変えたとしても、私たちの心の中に、自分たちとは
違うところがある人たちを、馬鹿にしたり、排除したりする気持ちがあるかぎり、
その人たちに対して心の中で壁を作っていることに変わりはないと思います。

俊晴くんのご家族は本当に素晴らしいんです。
二人の妹さんは常にお兄ちゃんのことを思い、俊晴くんはいつも妹さんたちの
ことを心配していました。
ご両親からも愛情をたっぷり注がれ、俊晴くんのあの笑顔や心の温かさは
家族みんなに愛され、大事にされていたからこそなんだなあとあらためて思います。

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ナイスハートバザール

松本のカタクラモールにたくさんの障害者施設が集まり、
販売会がありました


朝9時の開店から大勢で賑わい、盛大に行なわれました

ケ・セラの演奏も色々な方たちが聴いてくださって、
本当に嬉しかったです


「上手になったね~」とあちこちから声をいただきました。
こんなに大勢の方たちの中で演奏できる機会をいただき
感謝いたします

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小川村社会福祉大会

早朝5時に集合し、小川村からの迎えのバスに乗り出発しました。
前日までの大雪から道路状況など、いろいろ心配していたのですが、
順調に進み、一時間半位で小川村に着きました

楽器のセッティングが、なからになったので、
メンバーは小田原Tといつものように朝の会

をし、リハーサルに入りました

写真は「エリーゼのために」のパーカッション組。頑張っています

本番も気持ちよく演奏できました

大勢の方に聴いていただき、ありがとうございました

お昼は非常時に食べる珍しいご飯と具たくさんの豚汁や
色々なお漬物をいただき、お腹一杯になりました
どれも本当に美味しく、ご馳走様でした

食後、帰るまでの時間、展示物や販売、ステージを見て、
楽しい時間を過ごしました

この度はメンバー、スタッフ、楽器を運ぶ為に2台も車を準備していただき、
早朝より大変お世話になりました
おかげで、安心して演奏会に臨むことができました
昼食の準備、プログラム作成など様々において、本当にありがとうございました。

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春の小川餅つき交流会

塩尻でグループホームを運営しているNPO法人春の小川さんの
餅つき交流会に行ってきました
大雪で生憎のお天気でしたが、地域の皆さんや利用者さん、
交流されている大勢の方が参加し、盛大に行なわれていました
蒸されたもち米が次々と運ばれ、「よいしょ~ よいしょ~」の掛け声と共に
重たい杵が振り下ろされ、あっという間にたくさんのお餅がつきあがりました
参加した駿君は楽しくて仕方なく、何回も餅つきをさせてもらい、とても嬉しそうでした

つきたてのお餅はとても美味しくて
「あんこ」「ごま」「きなこ」「大根おろし」
すべてご馳走になりました


この餅つき交流会は6回目だそうですが、年々参加人数が増えているそうです

地域とのつながりを大事に活動されていることが本当によく分かります

六幸太鼓の発表や道化師のパフォーマンスショーもあり、
とても楽しく過ごすことができました

来年はケ・セラの皆で参加したいなあ~

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和田公民館

素敵なコンサートになりました。
熱心に聴いてくださるお客様のおかげで、
メンバーもみんなノリノリ
とてもいい表情で演奏をしていました

「新世界」の演奏が終わると、お客様から「お~」と目.
声が上がるほど、最高の演奏をすることができました.

片付けもテキパキしていて、メンバーがとても充実感を
感じていることがわかりました.

お昼には館長さんが前日から打ってくださった
「手打ちうどん」をいただきました。

これが、超~美味しくて・・おうどんも、タレも凄く美味しくて
みんなでお腹いっぱい。ご馳走様でした

幸せな一日を本当にありがとうございました

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千夜物語★第34夜★

今回の千夜はソン・デ・プラタの皆さんによるロシア民謡と
中西さん、浅川さん、田中さんによる
なつかしのフォークソングをお届けしました

田中さんは「500マイル」と「花はどこへ行った」を
英語で歌い、外人のお客様から「ブラボ~」
と声がかかりました

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木工教室

今年も木工教室でご近所の新井さんにお世話になっています
写真の「うさぎ」は新井さんの作品です

塾生が「コマ作り」に挑戦。
ヤスリでツルツルに磨きました

皆さんに買っていただけるように一生懸命作ります
乞うご期待!

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看板

ケ・セラの建物の壁に看板が付きました


この看板を目指して、皆さん遊びに来てください

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穂高ママりお演奏会

この日は風邪で3名(悟郎君、圭君、駿君)が欠席
代わりに高山Tと平林Tが入って演奏をしました

指揮は大槻T

休んだメンバーの分も皆で頑張りました

ケ・セラ塾が毎月お世話になっている「穂高ひまわり」
の方々が大勢聴きに来てくださって嬉しかったです

所長さんをはじめ、スタッフの方が作ってくださった
豚汁は野菜たっぷりで本当に美味しかったです。
お替りしていただきました。
ご馳走様でした

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